荷物を運ぶために必要不可欠な「トラックドライバー」。インターネットにより商品の注文は簡単になった昨今、トラックドライバーは物流シーンに欠かせない存在となっています。小型・中型・大型などさまざまなトラックがありますが、仕事内容はどのように違うのでしょうか？その特徴を見ていきましょう。

トラックの大きさによって仕事内容が変わる

小型トラックドライバー

企業や商業施設を回る宅配業務、引越し業務、自動販売機の補充業務やルート配送が主な仕事の小型トラックドライバーです。車体がコンパクトで小回りがきき住宅街へも入っていくことができるため「地域密着型のトラック」とも言えます。

小型トラックは2tクラスのトラックを指し、「普通運転免許」もしくは「中型自動車運転免許」が必要になります。未経験者や女性もはじめやすく、その後中型/大型トラックドライバーを目指す人も。

◎小型トラックドライバーに向いている人は？

動くことが好きな人に向いている職業と言えるでしょう。積載量が少ない分ドライバーが荷物の積み下ろしを行うことが多く、体力や、雨天の際には荷物をカバーするなどの注意力が求められます。

中型トラックドライバー

大型トラックではカバーできない狭い場所を担当することが多く、大きめの店舗への宅配などを行うのが中型トラックドライバーです。まずは小型トラックに慣れてから、中型トラックにスキルアップする人も。中型トラックは4tクラスのトラックを指し、必要な免許は「中型自動車運転免許」となります。

◎中型トラックドライバーに向いている人は？

直接お客様と接する機会も多いので、人と話すことが好きな人に向いています。フォークリフトを使用して荷物を積み下ろしする場合、フォークリフトの免許が必要になりますが、取得については会社が支援してくれることも。

大型トラックドライバー

東京大阪間など県をまたいで長距離を昼夜問わず運転し、大量または大型の荷物を運ぶのが大型トラックドライバーです。さまざまなジャンルの荷物を倉庫から倉庫へ運ぶ、まさに「物流の要」「経済の血液」のような存在です。長距離トラックドライバーは人々の暮らしを支えているといっても過言ではありません。大型トラックは10tクラスのトラックを指し、必要な免許は「大型運転免許」。給料の相場も他ドライバーと比べて比較的高い傾向があります。

◎大型トラックドライバーに向いている人は？

長距離・長時間の運転を楽しめる人、一人の時間が苦ではない人に向いているでしょう。

運転技術はもちろん、長距離を移動するため天候や交通事情のトラブルにも対応できるスケジュール管理能力も求められます。

トラックドライバーへ転職するには？

一概にトラックドライバーと言っても、トラックの大きさによって運ぶ荷物や仕事内容が異なります。「地域のなかで役立つ仕事がしたい」「運転することが好き」などご自身の特性に合わせて職種を選べるのも転職しやすいポイントのひとつ。また、運ぶ荷物は年々増加しておりトラックドライバーの需要も高まっているため、安定して長く仕事に就ける点も人気の理由です。

トラックドライバーに興味はあるけれどどの会社を選べばよいかわからない。そんな時は「未経験者OK」、「免許取得支援」などの項目をしっかりチェックしましょう。スキルアップも目指せる会社で、トラックドライバーのキャリアをスタートしてみましょう！