ふと、街中で目にするトラック。それ「安全性優良事業所」のトラックでしょうか？　もしもトラックドライバーに転職するなら、安心・安全な会社に就職したいですよね。

今回は、利用する際にも役立つ全日本トラック協会で認められた優良トラック事業者を見極めるポイントと、福利厚生についてお話しします。

トラック事業者選びのポイント

安全に力を入れている会社、従業員の教育に積極的な会社であることを見極めるポイントとして「Gマーク」は良い目安になります。信号待ちをしているトラックをよく見てみると、みどり色のGのシールが貼られていませんか。

Gマークは、社団法人全日本トラック協会により「安全性優良事業所」の認定を受けると取得することができます。評価のポイントは①安全性に対する法令の遵守状況、②事故や違反の状況、③安全性に対する取り組みの積極性、の3つです。

2021年現在、Gマークを取得した安全性優良事業所は全事業所数の32.1％。Gマーク認定事業所には、国土交通省や全日本トラック協会などからさまざまなメリットを受けることができます。なかにはドライバーの教育に関するものや保険料の割引なども。公的に安全だと認められることで、ドライバーの安全意識が高まったり利用者が安心したりといったメリットもあります。

福利厚生もチェック！

トラックドライバーに転職するなら、まずは良い会社選びが大切です。就職したときのことを想像して、福利厚生にも注目してみましょう。

近年、トラックドライバーの運転時間や休息時間は法律の範囲でなど、待遇が大きく改善されています。休憩時間や休日について、しっかり確保されているかは会社選びの大きなポイントですね。

 また、業務のステップアップの際に、支援してくれる制度があるのは魅力的です。大型免許など免許取得費用の全額免除制度や、免許取得後にスムーズに仕事ができるような教育制度が整っているところも。ドライバーとして着実にスキルアップでき、やりがいも感じられます。そのほかにも、給与面で残業の有無、手当の有無などもチェックしておきましょう。

トラックドライバーへの転職で迷わないために

長時間の運転や、荷物の積み降ろしなどハードそうなイメージのあるトラックドライバーですが、優良な会社に就職することで安心・安全に仕事に取り組むことができます。

トラック事業者は全国に数多くあり、転職先を選ぶにも迷いますよね。そんなときはGマーク取得事業者や、福利厚生面で納得できる会社に絞って探してみてはいかがでしょうか。