ドライバーに転職
普通免許で運転できるトラックを知ろう!トラックドライバーへの転職
「トラックドライバーへ転職を考えているけれど、何から始めたらいいのかわからない」という方は少なくありません。まずは大型免許を取得? それもいいですが、小型トラックの運転からキャリアをスタートさせてみてはいかがでしょうか。今回は、普通免許で運転できるトラックにはどのようなものがあるのかをお伝えいたします。
普通免許で運転できるトラックからスタート
「普通免許で運転できるトラックって、軽トラぐらいじゃないの?」とよく言われます。軽トラといえば、農作業などでよく見かけるトラックのイメージですよね。農道や住宅街などの狭い道での荷物の運搬に非常に便利です。一般的な「軽トラ」は、実は軽自動車に分類されます。最大積載量は350kg以下と積み込める荷物の量はかなり限られてきます。
普通免許で運転できるトラックは、軽トラよりも大きめで小型トラックに分類されています。実際に見てみると「普通免許でもこの大きさを運転できるんだ!」と驚かれる方も。2トントラックは普通免許で運転できる定番サイズです。「さっそく普通免許を持っているから、2トントラックを運転しよう!」と・・・ちょっと待ってください! まずは普通免許の取得時期を確認する必要があります。2007年(平成19)に中型免許、2017年(平成29)に準中型免許が新設されたため、普通免許をいつ取得したかによって運転できるトラックに違いがあります。
免許取得時期によって運転できる車両総重量、最大積載量は以下の通りです。
・2007年(平成19)6月1日までに取得
車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満
・2007年(平成19)6月2日以降に取得
車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満
・2017年(平成29)6月2日以降に取得
車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満
※車両総重量、積載量をオーバーすると無免許運転になるので要注意!
車両総重量と積載量って何?
免許取得の際に座学で学んだものの、すっかり忘れてしまいましたよね。ちょっとおさらいしてみましょう。社団法人全日本トラック協会によると車両重量とは「トラックが今すぐに走れる状態の重量」、車両総重量は「実際に許可された最大の人や荷物を積んで走るときの重量」とされています。
では、2トントラックの「2トン」とは何を指すのでしょうか?
2トントラックは大体の場合において「車両総重量5トン未満、最大積載量2トン未満」のトラックのことを指します。「2トンまでしか荷物は載せられないよ」という意味なんですね。たとえば、2017年(平成29)6月2日以降に普通免許を取得した人は、前述の通り「車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満」の運転が可能です。2トントラックの車両総重量は5トン未満ですので、車両に余裕があるからといってどんどん荷物を載せてしまうと積載量オーバーになってしまいます。
小型のトラックを運転する際は、まずはご自身の運転免許証を確認し、トラックの車両総重量と最大積載量も確認するようにしましょう。
普通免許OKの運送会社もある!
普通免許でも小型トラックを運転できることがわかりました。「トラックドライバーにチャレンジしてみたいけれど、まずは何から始めればいいのかわからない」という方は、普通免許OKの運送会社でキャリアをスタートさせてみるのもありかもしれません。
まずはできる範囲で業務をスタートし、その後中型免許、大型免許へとキャリアアップしていくこともできます。免許取得のサポート体制が整っている会社もありますので、検討してみてくださいね!